Research activities: Overview and implications: 2011年5月29日（日）に早稲田大学演劇博物館内で開催された役者絵研究会に参加し、申請者を含む浮世絵や歌舞伎を専門とする研究者達が持ち寄った役者絵の考証結果をもとに、会場で出された意見等を集約しながらARCの浮世絵総合データベースへデータ入力を行った。その結果、演劇博物館所蔵浮世絵版画のうち、歌川国貞による役者絵を中心に20点程度の考証及び、詳細な歌舞伎芝居の上演データを浮世絵総合データベースに付け加えることが出来た。
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 役者絵研究会で発表された研究発表を本拠点が運営する浮世絵データベースへ即座に反映さえたことにより、余分なタイムラグを発生させること無くWebによって公開することが出来た。これと同時に、申請時の目標の一つであった演劇博物館の貴重書担当者や浮世絵・歌舞伎研究者と、国内外の浮世絵や歌舞伎研究の動向や、浮世絵データベースの研究利用の更なる可能性についても活発な意見交換を行うことも出来た。
Advisor: Ryo Akama ／ Ritsumeikan University