Research activities: Overview and implications: 現在、われわれの研究室では、没入型仮想環境(ユーザに高い臨場感と没入感を提示することの出来る装置)下において、実際のダンサーと仮想ダンサーがダンスコラボレーション/インタラクションを行うシステムの研究・開発を行っている。 コラボレーションシステムを構築するためには、仮想ダンサーのリアクションを決定するアルゴリズムが必要となる。このリアクティブ動作決定のためのアルゴリズム研究(AI技術)とその情報収集を行うために、東京港区機械振興会館で行われた映像情報メディア学会講習会「ゲームとエンタテイメント技術」に参加した。
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 参加した講習会では、 ・ゲーム産業と学術研究機関の関係・ゲームとCG ・AI技術のゲームコンテンツへの適応 ・実世界指向ゲームインタフェースによるインタラクション技術 ・ゲームと携帯電話・なぜゲームは面白いのか の6件の講演が行われた。 特に、最後の講演「なぜゲームは面白いのか」では、げーむやバーチャルリアリティ技術を用いたCG映像生成への、学術的な知見や具体的な事例が述べられ、デジタル・ヒューマニティーズに関わる研究者としても、とても参考になるものであった。 今回の講習会では、我々が現在研究開発中であるダンスコラボレーションシステムへのゲーム技術(AI技術)の応用のみならず、コンテンツ分野における研究の意義も確認できたことは大きな成果であったと考えている。
Advisor: Kozaburo Hachimura / Ritsumeikan University