Research activities: Overview and implications: 申請者は、これまで国内外の博物館・美術館に所蔵されている春画・艶本の書誌調査を進め、約2000点の情報を収集した。この調査を基に、春本・艶本データベースの構築を進めている。申請者は、若手研究者助成金によって、以下の学会で本データベースについて発表を行った。会場からは春本・艶本データベースの必要性について理解を得ると共に、浮世絵や版本研究にも有用なツールとなるよう、発展させていくべきとの意見が寄せられた。
■ 日本アート・ドキュメンテーション学会第2回秋季研究発表大会（2009年10月17日、国立西洋美術館）での口頭発表
■ 発表タイトル「春本・艶本データベースの構築に向けて-その問題点展望-」
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 【計画】
2009年12月 メタデータ入力終了。データベースの検索システム及びデザインの検討・決定。
2010年1月 データベース開始
【進捗状況】
現在はデータベース用にメタデータを整えている状況である。また、春画・艶本データベース構築のため、引き続き調査を続けている11月には、東京のコレクター、ギャラリーでの書誌調査を行い、約350点の資料情報を得た。コレクターの所蔵品数は約3000点あり、今後も定期的に調査を続ける。
Advisor: Ryo Akama ／ Ritsumeikan University