Research activities: Overview and implications: イギリス、セント・アイヴスのリーチ・ポタリーに現存する、朝日焼陶工松林靍之助(1894-1932)が1924年(大正13)に築造した三連房式登り窯の調査、及び、宇治の朝日焼資料館、英国のクラフト・スタンディーセンター所蔵の松林靍之助資料とポタリーに残る資料との突合せ作業。
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 申請どおりに調査を実施した。リーチ・ポタリーでは松林靍之助が日本から送った釉薬のために使用するトロンミルなどの現存を確認することができた。
研究の成果の概要については2009年5月19日のグローバルCOEセミナーで「松林靍之助とセント・アイヴス-日本陶磁史関連史料のデジタル・データベース化への試み」というタイトルで発表した。
現在、松林靍之助の事跡をまとめた単行本の執筆をすすめており、2011年度の出版を予定している。
Advisor: Ryo Akama / Ritsumeikan University