Period when you used the grant: 2009/12/01 - 2009/12/02
Research activities: Overview and implications: 12月1日および2日の両日、国立台湾大学において行われた2009數位典藏興數位人文國際研討會に参加し、1日には’Kunten Management System-Explanation Marks Datebase on Japanese Historical and Religious Documents ,Based on Text-image Linkage’の題で発表を行った。
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 訓点の画像データベースについては、今までほとんど取り組みがなされていないが、本発表では、研究者自身が自己のコンピュータを用いてこのようなデータを作成し、研究者間での共有およびネットワーク上での公開を可能とするシステムを示した。資料を探して閲覧することは人文学研究の基礎であるが、現在でもなおコンピュータを利用した便利でわかりやすい手法は十分に実現されていない。その実現のためには、技術面での課題を解決するだけではなく、研究者が扱っている資料はどういう性格のものであるのか、研究者はその資料をどのように利用しているのか、などの資料に関する認識も必要であり、本拠点でおこなわれているような人文学研究者の側からのデータベース作成の意義を示した。
Advisor: Ryo Akama / Ritsumeikan University