若手研究者助成金 執行報告


李 増先

立命館大学大学院 文学研究科 

助成年度: 2013年度通年募集(申請番号: 2013WYYR24)

執行期間: 2014年03月03日から2014年03月03日まで

助成執行概要とその効果: 
本研究は「儀礼と文学に関する総合的研究」、諸儀礼の中ではとりわけ「上巳節と曲水宴を中心に」注目している。上巳とは、所謂一年に五度の通過儀礼(五節句)の一つであり、起源は極めて古く、正確な成立時期は定かではない。日本では漢詩・和歌集を始めとし、絵画・建築の分野まで影響を及ぼした。本研究は多分野から研究対象をとらえることによって、研究成果が多方面に還元されることが期待される。
 そのために、現存少ない曲水宴に関連する作品郡を網羅的に収集し、かつ分析することが必要とされる。今回の調査では現存「享保十七年曲水宴」の本文は比較的に整った形で残されていることが明らかになった。
 また、来年度の学位論文の提出を目標とし、これからは「享保十七年曲水宴」の諸本の伝本関係や、成立時期について整理し、本文の翻刻を進める予定である。

申請書記載の計画・目標に対する進捗状況: 
本研究は「儀礼と文学に関する総合的研究」、諸儀礼の中ではとりわけ「上巳節と曲水宴を中心に」注目している。上巳とは、所謂一年に五度の通過儀礼(五節句)の一つであり、起源は極めて古く、正確な成立時期は定かではない。日本では漢詩・和歌集を始めとし、絵画・建築の分野まで影響を及ぼした。本研究は多分野から研究対象をとらえることによって、研究成果が多方面に還元されることが期待される。
 そのために、現存少ない曲水宴に関連する作品郡を網羅的に収集し、かつ分析することが必要とされる。今回の調査では現存「享保十七年曲水宴」の本文は比較的に整った形で残されていることが明らかになった。
 また、来年度の学位論文の提出を目標とし、これからは「享保十七年曲水宴」の諸本の伝本関係や、成立時期について整理し、本文の翻刻を進める予定である。

指導教員: 赤間 亮 / 立命館大学 教授