若手研究者助成金 執行報告


前崎 信也

立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO) 

助成年度: 2013年度通年募集(申請番号: 2013WYYR09)

助成執行概要とその効果: 
イギリス、オックスフォード大学附属アシュモリアン美術館所蔵日本陶磁器のデジタル撮影。

撮影した作品
 古伊万里、柿右衛門、初代・二代宮川香山、薩摩金襴手等、42点、全462画像の撮影を行った。

2014年3月1日に大英博物館で開催された国際シンポジウム『デジタル時代の博物館 ―日本文化財(資源)を題材にして(Museums in the Ditial Age: Case Studies in the Digitisationof Japanese Cultural Artefacts)での研究報告の準備。

申請書記載の計画・目標に対する進捗状況: 
当初申請した助成対象は英国セント・アイヴスのリーチ工房で展覧会開催、及び申請者の構築したリーチ工房ホームページでの「松林靏之助関連資料データベース」の公開であった。しかし、展覧会の開催が中止となったため申請内容での助成金執行が不可能となった。
代替案として、2月24日から27日までの4日間オックスフォード大学附属アシュモリアン美術館において、同美術館所蔵の日本陶磁器の撮影を行った。同美術館での撮影は2012年度から継続しており、これで未撮影の作品についてはほぼすべての撮影を完了することができた。
3月1日のシンポジウムでの報告のための準備を適切に終えることができ、報告を予定通り行うことができた。

指導教員: 赤間 亮 / 立命館大学 教授