若手研究者助成金 執行報告


鶴田 清也

立命館大学 衣笠総合研究機構 研究支援者

執行期間: 2009年04月01日から2009年04月01日まで

助成執行概要とその効果: 
現在、我々の研究室では、没入型仮想環境(ユーザーに高い臨場感と没入感を提示することの出来る装置)下において、現在のダンサーと仮想ダンサーがダンスコラボレーション/インタラクションを行うシステムの研究・開発を行っている。
コラボレーションシステムを構築する為には、
・実時間でのユーザ動作の認識
・ユーザ動作やシステム実行時に用いる音楽からの感性情報の抽出
・感性情報を用いた新たな動作の生成
・大型立体映像装置を用いたコンピュータグラフィックスによるアニメーション表示
などの課題が挙げられる。
上記の課題を解決する為に必要となる参考書籍と買いはく環境に関わる物品を購入した。

申請書記載の計画・目標に対する進捗状況: 
PCパーツに関しては、本助成により開発環境が向上し、より広い作業領域の確保が出来た。申請した参考書籍に関して、上記の課題のうち特に「実時間でのユーザ動作の認識」や、「コンピュータグラフィックスによるアニメーション表示」に関わる研究を行ううえで必要なものであった。実時間での動作認識は良好な結果が得られており、その結果をまとめて2010年3月に論文を投稿する予定である。

指導教員: 八村 広三郎 / 立命館大学 教授