若手研究者助成金 執行報告


崔 雄

立命館大学 衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー

執行期間: 2009年09月12日から2009年09月14日まで

助成執行概要とその効果: 
京都で開催されたIIHMSP2009学会に参加し、"Analysis of Gait Motion by using Motion Capture in the Japanese Traditional Performance Arts"と、"Body Motion Analysis for similarity Retrieval of Motion Data and its Evaluation"と題し、2件の研究発表を行った。IIHMSPという大きな国際会議で発表できたことはGCOEの成果を高めることや、世界の研究者に伝えるいい機会になったと思う。若手研究者助成金は2件の論文に対する登録料として利用した。

申請書記載の計画・目標に対する進捗状況: 
日本伝統芸能の歩行動作を比較するために、能のすり足、日本舞踏のすり足、バレエの基本歩行、通常の歩行を対象にして、被験者の身体動作データを収録した。データ分析には多変量解析(主成分分析、クラスター分析)を用いて身体動作データから抽出した身体の特徴量を定量化した。
今回の研究発表で貰ったコメントなどを参考にして、モーションデータのSegmentationする手法を取り入れ、自動的に動作の分類が出来るようにする。それに加えて、ヒューマン動作を特徴付けるParameterを探す研究を多変量解析やMachine Learningを利用して続けて行う。

指導教員: 八村 広三郎 / 立命館大学 教授