執行期間: 2010年01月18日から2010年01月23日まで
助成執行概要とその効果:
1)1月20日 オックスフォード、アシュモリアン美術館学芸員クレア・ポラード氏と面談。
2)1月21日ノーリッジ、セインズベリー日本芸術研究所での彬子女王殿下の講演を聴講。
3)1月26日 ロンドン、オリエンタル・セラミック・ソサエティー主催、展覧会「Meiji Ceramic Master Pieces in Chinese Imperial and Scholarly Taste」オープニング、及びボナムス2010年度記念講演。
4)1月27日 バース、東亜藝術博物館訪問。申請者が企画に参加した展覧会「Seifu Yohei and his contemporaries」視察。学芸員マイケル・リー氏と面談。
5)1月28日~2月4日 イギリス、サウスウォルド、デイビッド・キング邸でのキング・コレクション撮影。
申請書記載の計画・目標に対する進捗状況:
1)1月26日のロンドンでの講演に関する打ち合わせ。
The Yousef Jameel Online Centre for the Study of Islamic and Eastern Art の調査。アシュモリアン美術館所蔵の日本陶磁器は約2000点ほどに及ぶが、本オンライン・センターの設立にさいしほぼ全ての作品の撮影が予定されており、申請者のデータベース化の対象には含むことができないことがわかった。
3)ロンドンでの展覧会オープニングに参加。オリエンタル・セラミック・ソサエティーとオークションハウス・ボナムス主宰のオープニングレクチャーでの講演において、立命館大学アート・リサーチセンターの活動についての紹介、及び、申請者が構築中の日本陶磁器データベースの紹介を行った。講演は一年に一度のボナムスでのレクチャー企画始まって以来の講演参加者数を記録した。
5)イギリス、サウスウォルドのデイビッド・キング邸に七日間滞在し、キング・コレクション所蔵の日本陶磁器作品230件(約300点)、総数2300枚の写真撮影を行った。前回の滞在で撮影した1800点とあわせて、約4100枚の画像を備えた日本陶磁器データベースを今年度中に公開予定である。
指導教員: 赤間 亮 / 立命館大学 教授