執行期間: 2010年04月01日から2010年04月01日まで
助成執行概要とその効果:
東京・横浜および名古屋における戦前の小地域人口統計の収集を行なった。 まず、7月7日～9日の3日間で、国立国会図書館東京本館や東京都立中央図書館、横浜市中央図書館に赴き、東京および横浜に関する小地域人口統計資料の収集を行なった。次に、10月2日および10月4日に、名古屋市市政資料館や名古屋市鶴舞中央図書館、津島市立図書館において名古屋に関する小地域人口統計資料の収集を行なった。同時に、図書館等において得られなかった名古屋に関する1920年代の小地域人口統計に関して古書店でも収集を試みたが、入手することはできなかった。 2回の現地調査により、東京、横浜、名古屋に関する戦前の小地域人口統計資料の収集を、おおむね完了させることができ、名古屋に関しては、古書店を含めた調査から収集可能な資料の当面の限界を把握することができた。
申請書記載の計画・目標に対する進捗状況:
これまでの資料収集により、東京に関しては1908年以降、横浜に関しては1920年以降、名古屋に関しては1930年以降の小地域人口統計を入手することができた。名古屋に関する1920年代の資料の入手が不可能であった点を除けば、当初の計画はほぼ達成されたといえる。今後、これらの収集資料のデジタル化を進め、戦前の大都市の小地域人口統計データベースの構築を進めていく予定である。
指導教員: 中谷 友樹 ／ 立命館大学 准教授