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京坂地域における相撲浮世絵の研究

 [書込]

概要
2016年4月 1日(金)

代表者:横浜美術大学 大久保 範子

 江戸時代、相撲は庶民の娯楽として全国的な人気を誇り、興行制度が完成した天明・寛政期(1781-1801)には同じく黄金期を迎えた錦絵によって多くの力士が浮世絵にあらわされたものの、その研究はほとんど行われてこなかった。当時の勧進相撲興行は江戸・大坂・京都の三都を巡るものであったが、江戸以外の資料は少なく、京坂地域における相撲興行の様相については未詳な点が多い。申請者はこれまで江戸で制作された相撲絵を中心に調査を行っており、アート・リサーチセンターがもつ京都をはじめとした番付等の資料データを活用することで、制作時期や絵師についてのさらなる調査や、同一期に制作された作品群に関する研究の深化が可能になると考える。