[Application is closed]くずし字翻刻システムを使った古文献解読錬成講座
立命館大学アート・リサーチセンターでは、文部科学省国際共同利用共同研究拠点の研究支援活動の一環として、下記の通りARC古典籍ポータル・データ・ベース、ならびに翻刻システムを使った古文献の解読講習会・錬成講座、ならびにくずし字文献プロジェクトの支援を実施しております。
好評により、この度、第2回目の講習会を実施する運びとなりました。前回、残念ながら抽選に漏れた方はこの機会に是非ご参加ください。
この講習は前期・後期にわけ、前期は翻刻の基礎知識とシステム利用方法に重点をおいた講習を実施し、前期だけである程度読めるようにすることを目標としています。(今回は前期の再募集となります)
後期は、初級・中級レベルの方々が、自分が翻刻したい作品を選んで翻刻していきます。翻刻した本文は、翻刻システムを通じて、熟練のサポーターが添削・指導します。
また、特定のテーマを持った研究プロジェクトとして翻刻を進められる場合も、使用方法を説明の上、システムを利用してもらえます。いずれも参加費無料です。
■参加登録
参加希望の方は次のフォームから7月20日までにお申し込みください。
募集は終了しました
[実施内容詳細]
第1Phase 初心者から中級者までの講習会(前期)
ARC翻刻システムを使った、くずし字文献の解読訓練・講習会です。
読み方を教えるくずし字講座とは少し違い、自分で読み進めながら解読能力の訓練をします。
【実施要領】
1. | ARCの翻刻システムの使い方+翻刻システムを使った講習 ⇒zoomとARC古典籍ポータルDB(翻刻・支援システム付)を使ったオンライン開催です。 |
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2. | 受講対象者:古文書・古典籍などの翻刻を自分でできるようになりたい初心者から中級者 |
3. | 開講日時:2021年7月24(土)及び8月7日(土) Aセッション(JST:10:00開始)、Bセッション(JST:20:00開始) ※A・Bの時間帯でそれぞれ90分間の講習会を計2回予定 |
4. | 受講者定員:それぞれ10名(第3Phaseのプロジェクトをスタートする方は、別枠で受入れます) |
5. | 翻刻作品は、初級~中級までの素材を、用意します。 |
6. | 受講前に、縦書き編集に必要なため、必ずFirefoxのインストールをお願いいたします。 |
※第3Phase(各自の翻刻プロジェクト)を始める目的で、システムの使い方の説明を受けたい方も申し込めます。
―ご参考―
第2Phase 初心者から中級者までの翻刻体験(後期)
参加者が個別に自分で解読していきたい作品を選び、ARC翻刻システムの上で翻刻を進めます。翻刻結果に対して、熟練スタッフが添削を行ないます。
また、未読文字についても、ARC翻刻指導機能を使った回答を提示していきます。
参加者は添削やサジェスチョンを受けながら読み進めることができます。
【実施要領】
1. | 第1Phase に参加の上、システムの使用方法を理解してください。 |
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2. | 個別プロジェクトに登録して、開始です。 |
3. | 実施時期:2021年9月下旬開始~2022年3月まで |
4. | 参加定員:個人・グループ単位で、5件程度 |
5. | 受講対象者:第1Phaseの講習会を受講した方・グループ |
⇒9月下旬に1回の全体ミーティングのあと、ARC古典籍ポータルDBを使って、翻刻・添削が進められます。
第3Phase 研究プロジェクト型利用
すでにある程度くずし字が読める研究者をリーダーとする研究グループが、特定の目的で翻刻を進めることができます。
現在稼働しているARC翻刻システム、翻刻支援システム、翻刻本文の検索(文脈付き検索結果表示)、現代語訳の蓄積システムに加え、作成完了した本文に対するアノテーション・翻訳本文対応機能などができる総合デジタルテキスト活用システム(2021年秋の本格稼働に向け準備中)が活用できるようになります。
【実施要領】
1. | 第1Phaseで、使用方法の講習を受けた上で、プロジェクトをスタートできます。 |
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2. | システムへの質問・相談は、ARCの国際共同利用共同研究拠点のテクニカルサポートボードからのサポートが受けられます。 |
3. | 実施時期:2021年6月以降 |
4. | 国際共同利用共同研究拠点の資源利用型、またはデータ・ベース利用型プロジェクトに登録して、開始できます。 |
5. | 対象者:まとまった翻刻対象資料があり、ARCのポータル・データ・ベース上で、翻刻本文を作成していきたいプロジェクトであれば、だれでも参加できます。 |
講座担当者 赤間 亮・安宅 望