会場となった敬学館230号教室には杉橋先生の教えを受けた卒業生や現院生・学生をはじめ、先生に所縁のある方々が多く集まり、「鎌倉右大将家(源頼朝)と征夷大将軍・再考」と題する最終講義に聞き入りました。
]]>杉橋隆夫教授退職記念講演
日時:2012年1月30日(月) 15時~16時半
会場:敬学館230号教室
テーマ:「鎌倉右大将家(源頼朝)と征夷大将軍・再考」
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
]]>本プロジェクトの研究内容は、「平安貴族と自然環境―平安京における「道」と貴族社会」と題して田中氏が代表して報告しました。また、「GISを利用した中世京都合戦の分析」と題してGISを利用した研究成果を花田が報告しました。
海外の研究者から質問が寄せられるとともに、日本史研究におけるGIS利用について、参加者からは大いに関心を持ってもらうことができました。
]]>6月15日の3時限目・4時限目を用いて、米国プリンストン大学の学生を対象に本プロジェクトの研究紹介を行い、また授業形態に工夫を試みました。
まず3時限目は、おりから本学を拠点に開催中のプリンストン大学のセミナー参加学生(比較文学、トーマス・ヘア教授引率)10余名とAPUの院生2名を対象とする小規模授業(「日本文化研究Ⅳ」)で、前半、本研究室の佐古愛己准教授が「the Behavior Patterns of the Aristocracy in the Heian Period 」と題して研究成果をふんだんに紹介し、学生たちの強い関心を引き出しました。後半は杉橋隆夫教授による講義「An Introductory Lecture to Professor Collcutt’s Lecture―On the Iwakura Embassy dispatched to the U.S.A. and Europe by the Meiji Government in 1871, and the On-the-Spot Research on it」でした。
これを承けてセミナーの学生は、4時限目の授業(リレー講義「日本文化の奔流」)に臨みました。この日の講師は偶然にも、同じくプリンストン大学のマーチン・コルカット教授で、「アメリカでの岩倉使節団―特にサンフランシスコ到着と歓迎」とする日本語による講義が行われました。写真は授業風景の一コマですが、日本語と英語とが倒錯するなか、相互の理解に工夫を凝らし、授業終盤のディスカッションでは、本学学生と市民聴講者、そしてセミナーの学生、三者それぞれの関心・特質が浮かび上がったようです。
(いずれの写真も読売新聞社提供)
]]>詳細は京都新聞(2010年11月12日、朝刊)をご覧ください。
]]>まず杉橋研究室・前田研究室双方から研究の進捗状況を報告・確認した後、前田研究室の木村文則助手、井坪将氏・大崎隆比古氏(ともに本学大学院理工学研究科院生)から古典史料を用いた研究報告がありました。各氏の報告については、電子テキスト化された古典史料を用いる上でどのような機能が必要か、現時点での課題とその解決策、コンピュータ処理によって得られたデータや図をいかに解釈すべきか、テキスト諸本の系統・編集過程などにも迫れる可能性があるのではないか、といった議論が交わされました。最後に、今後の両研究室の連携や研究展望についても意見交換を行いました。
]]>「平安貴族行動 電子地図に」(京都新聞HPより↓)
]]>当日は、日本古文書学会会員諸氏や立命館大学内外の学生・院生など、27名の参加者を得ました。1F閲覧室で展示中の「立命館大学アート・リサーチセンター新収蔵資料展―友禅下絵と乾板写真から―」を見学した後、杉橋研究室の学内研究協力者・佐古愛己准教授と本拠点PDの岡本隆明氏より、グローバルCOEプログラム「日本文化デジタルヒューマニティーズ拠点(立命館大学)」にて展開している研究活動の紹介を行い、最後に、本拠点PD花田卓司が「藤井永観文庫」の資料25点を展示・解説しました。
「藤井永観文庫」の資料については、内容の検討はもとより、伝来や資料の形態(補修の痕跡など)について多くの質問や意見が交わされ、充実した史料見学会となりました。
]]>■日時:2010年7月17日(土)13:30~16:30
■主催:日本古文書学会
■共催:文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点(立命館大学)」、立命館大学アート・リサーチセンター
■会場:立命館大学アート・リサーチセンター
■集合場所:同上玄関前(13:15~受付開始)
■内容
■参加費:無料
■申込受付先:〒606-8501 京都市左京区吉田二本松町京都大学大学院人間・環境学研究科元木研究室
■申込締切:2010年7月9日(金)必着
]]>
シンポジウム「古行動(Paleo Behavior)の分析:史学・考古学・心理学」
企画者:杉橋隆夫氏(立命館大学) 藤健一氏(立命館大学)
司会者:杉橋隆夫氏 望月昭氏(立命館大学)
指定討論者:浅野俊夫氏(愛知大学)
報告①佐古愛己氏(立命館大学)「平安貴族の規範と行動」
報告②上島理恵子氏(立命館大学)・佐崎文氏(立命館大学)「平安貴族の心情(こころ)と行動」
報告③木立雅朗氏(立命館大学)「「にんぎょう」の出現と展開をめぐる考古学」
当研究室メンバーからの報告①は、天皇・上皇の「移徙(わたまし)」に注目し、平安時代の政治構造や貴族の規範意識を考察、同じく報告②は、史料上に現れる「ワザハヒ」関係の記事から、平安貴族が何を「ワザハヒ」と考え、それにどう対処したのかを分析しました。当日は多くの来場者があり、心理学分野の方々から有益なご教示を得ることができました。
また、心理学会大会期間中、「平安貴族の行動と見聞―古典史料アーカイブ利用の試み―」プロジェクトの目的と成果を紹介するポスター展示も行い、あわせてGISを用いた貴族の行動経路図をデモンストレーションしました。
]]>シンポジウム「『源氏物語』の読み方―学際的視野から―」(2008年10月11日、於立命館大学衣笠キャンパス敬学館210号教室)
主催:文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点(立命館大学)」
共催:立命館大学教育文化事業部・立命館大学文学部校友会
①今西祐一郎氏(九州大学教授)「源氏物語研究の新展開―データベース化の意義―」
②中西健治氏(立命館大学教授)「源氏物語の隠れた読み巧者―北村湖春の人と仕事―」
③井上満郎氏(京都産業大学教授)「『源氏物語』の国際的背景―「大和魂」の成立―」
④佐古愛己氏(立命館大学准教授)・上島理恵子氏(グローバルCOE研究協力者)「源氏物語の時代―人と文物、デジタル可視化の意義―」
⑤パネルディスカッション:【パネリスト】今西祐一郎氏・中西健治氏・井上満郎氏・佐古愛己氏・上島理恵子氏 【司会】杉橋隆夫氏(立命館大学教授)
本シンポジウムは、『源氏物語』を、日本文学と日本史学とを融合させた観点から捉える試みとして催されました。『源氏物語』千年紀ということもあり、当初予想していた150名を大きく超える来場者を得ました。本研究室の成果を盛り込んだ佐古氏・上島氏の講演には、諸先生はじめ来場者の方々から様々なご意見や今後の可能性についてご指摘を頂けました。
このシンポジウムの記録は、『立命館文学』第612号(立命館大学人文学会、2009年6月)に掲載されておりますのでご覧ください。
]]>