絵入狂言本

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えりきょうげんぼん


歌舞伎

元禄より元文(1688-1741)の間に京都、大坂、江戸にて刊行された絵入の歌舞伎筋書本。略して狂言本。 絵入浄瑠璃本の体裁に影響を受けて制作された。筋書本といえども台帳としてではなく、歌舞伎の内容に即した抄録本として刊行された。狂言本制作に作者自身が関与していることが『金子一高日記』によって明らかになったが、他の狂言本の文をそのまま模しているものもあり、書肆関係のものが担当した場合も多くあったかと思われる。文章は大体読物体で、脚本に近い詳しいものから、筋書程度の簡単なものもある。体裁は普通半紙本で、現存の数も少く珍重されている。

  • 絵入狂言本一覧 [1]