茨木

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いばらぎ Ibaragi


歌舞伎

長唄舞踊劇。作詞河竹黙阿弥。明治十六年(1883)五世尾上菊五郎、初世市川左団次により初演。能形式を模倣した松羽目物だが、能にはない。新古演劇十種のうち、五世の後は六世尾上梅幸、六世尾上菊五郎が復活上演してそれぞれの当り芸になった。 筋は有名な茨木童子の話で、渡辺綱は羅生門で鬼の腕を切って帰ったが、それを唐櫃に入れ、物忌みして誰にも逢わない。綱の伯母真柴が国から尋ねてきた。一度は拒絶したが肉親の愛にまけて家へ呼び入れる。伯母は思い出にと鬼の腕を見たがるので仕方なく承知する。実は伯母は茨木童子で、腕をつかんで黒雲とともに去る。あとは網と童子との立廻りになる。いばらき