道行

提供: KabukiWiki
2017年10月23日 (月) 20:23時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

みちゆき


歌舞伎

能楽では旅をしてゆく途中の光景、並に旅情とを叙した文体をいう。 歌舞伎では古くから一日の狂言中に、必ず舞踊を伴った簡単な道行をはさむ慣例であったが、のちには相愛の男女が連れ立って旅をする途中を舞踊化し、道行だけの一幕を見せるようになった。これは浄瑠璃の影響で、四段目には必ず道行があるし、また心中物の道行が歌舞伎の方に取り入れられて、道行の所作を見せるようになった。「義経千本桜」の吉野山など。