天一坊大岡政談

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てんいちぼうおおおかせいだん


歌舞伎

安政元年(1854)初演、作者は河竹黙阿弥。現行のものは、明治八年に改めて脚色されたものによっている。 悪僧法沢(ほうたく)は、国許紀州で殺人をおかし、山内伊賀亮(やまのうちいがのすけ)と組んで、将軍の落胤と称して江戸へのりこむ。大岡越前守は死をとして探索を続け、最後のどたん場で悪を罰する。眼目は、越前守が期限までに証拠があがらず、妻子とともに切腹せんとしているところへ、紀州からの調べが届き、家来ともども喜びにくれる場面と、最後に天一坊をきめつける裁きの場であろう。