壇浦兜軍記

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だんのうらかぶとぐんき


歌舞伎

浄瑠璃、五段、時代物。文耕堂・長谷川千四合作。享保十七年(1732)竹本座。 平家の勇士景清を主人公としたもの。今日では三段日の口、「阿古屋の琴責」だけが上演される。 秩父重忠は頼朝を仇とねらう景清の行方を探そうと、景清の恋人だった遊女阿古屋を取調べる。答えぬ阿古屋を拷問しようとする同役の岩永をさえぎって、重忠は琴、三味線、胡弓を弾かせ、その美しい音色こそ景清の行方を知らぬ証拠といって許してやる。 岩永の人形ぶりや、阿古屋が三曲を奏する所等が見どころ。