草摺引

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くさずりびき


歌舞伎

長唄舞踊劇、文化十一年(1814)、七世市川団十郎(曾我五郎)、市川男女蔵(曾我十郎)によって初演された。 曾我五郎、小林の朝比奈というともに大力の勇士が逆沢潟(さかおもだか)の鎧の草摺をひきあう舞踊であるが、その源は遠く元禄十年に初世市川団十郎と中村伝九郎によって演ぜられた「兵根元曾我」という荒事である。その後「草招引」は何十度となく繰返し舞踊化されて、現在この曲が行われている。この曲のほか、「菊寿の草摺」という小林朝比奈を遊女にかえた舞踊がある。