うた沢

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うたざわ


歌舞伎

安政(1855)頃、旗本の隠居の笹本金平が、御家人の柴田金助や畳屋の虎右衛門らとともに、当時流行の端唄から分れて歌沢節をはじめたが、のちに虎右衛門を祖とする寅派と、柴田改め哥沢芝金を祖とする芝派とが生じ、寅派の歌沢寅右衛門は五世、芝派の哥沢芝金は四世であった。ひかえめな三味線の伴奏で、渋くおっとりと歌われ、これで踊ることも流行った。