吹輪

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ふきわ


歌舞伎

女形の名称。江戸時代、大名の娘など若い上流の女性の髪型で、輪をふっくらと高くふくらませたもの。また、そのようにした髪や芝居のかつら。ふきわげ。時代物の姫の役に用いられる。「本朝廿四孝」の八重垣姫、「金閣寺」の雪姫、「鎌倉三代記」の時姫等。

*随筆・守貞漫稿〔1837~53〕一一「吹輪、古名也、今、吹髷と云。〈略〉吹髷は輪髷の背より前に直なるをいふ。大名等の漿娘、鉄をつけ、眉未剃の時、専ら此形の幅広きに結ぶ」 〈『日本国語大辞典』:http://www.jkn21.com/body/display/〉