おおおとし
本来浄瑠璃の用語で、悲劇的場面が最高潮に達し、堪えていた悲しみの感情を一時に吐露して大泣きに泣くこと。 章句や太夫の語り方、三味線に技巧があり劇的効果を挙げる。「絵本太功記」十段目の光秀、寺子屋」の松王、「伽羅先代萩」の政岡等の愁嘆など。