新学習指導要領をもとに能の人気曲を絵本化した画期的な試み。観世流能楽師片山清司と当代人気の画家によるまったく新しいお能の絵本!子どもたちに古典世界の心を!

 

A4判・32ページ・オールカラー
定価: 各1600円+税


企画制作/片山家能楽・京舞保存財団
協力/立命館大学アート・リサーチセンター京都演劇プロジェクト
発行/BL出版
お申し込み・お問い合わせ先…

 公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団事務局 
 電話075-551-6535 FAX 075-532-2841

一角仙人が神通力で龍神を岩屋に封じ込めてしまったためにハラナ国は雨が降らず、大干ばつになってしまいました。美しく聡明なセンダ夫人は王様から仙人の神通力を解く役割を申しつけられます。
お釈迦さまの舎利をうばいとった鬼、足疾鬼と、それを宇宙の果てまで追って取りもどす、仏法の守護神、韋駄天。ふたりの対決は、千年の時をこえてくりひろげられます。
幼い頃 にいだいた純粋な恋心が、やがて乙女を大蛇の姿に変えていき……。道成寺の鐘にまつわる、悲恋の伝説をもとにつくられた能の名作
さらわれたわが子をさがし、たったひとり旅立つ母。武蔵野を流れる隅田川で待ち受けていたものは……。わが子を求める母の、強い愛情を描いた能「隅田川」の物語
はるかむかしの兄弟の神様、海幸彦と山幸彦。つり針をめぐった争いのすえ、山幸彦は海の中の竜宮へ。神話に題材を得た、能「玉井」の物語。

 
天から鼓がふってきたゆめのあとに生まれてきた男の子。少年天鼓と美しい音色の鼓がたどる悲しい運命、そして音楽がとりもつ父子の絆を描く、能「天鼓」の物語。
   

 
中国の楚の時代、項羽と劉邦の戦いがあった・・・。不思議な老人が語る伝説的な英雄の最期と、赤く美しい虞美人草のいわれ。能「項羽」の物語。


■企画制作/片山家能楽・京舞保存財団
■協力/立命館大学アート・リサーチセンター京都演劇プロジェクト
■発行/アートダイジェスト
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公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団事務局 
電話075-551-6535 FAX 075-532-2841


 
A4判・32ページ・オールカラー・上製本・ケース入り(セットのみ)
セット定価:5400円+税
※分売(各1800円+税)もいたします。
   

 
この曲が人気があるのは、母親の情愛という普遍的でわかりやすく共感できる、しかも壮大なテーマがあるからです。命がけで子供の将来を願う母親の子供への一体感、その大きな愛情は、冷徹であったかもしれない淡海公をも、優しい父親像に包み込みました。
   

 
天狗が自分を助けてくれた恩がえしに何でも望を叶えようと言って、老僧の前に登場します。仏法では外道とさげすまれている天狗ですが、 このお話では、天狗の太郎坊もお坊さんも、決して悪くはない、こっけいで身近なキャラクターとして親しみが持てます。
   

 
敦盛は若く美しく才気あふれる少年武将でした。因縁深い仲でありながら、敦盛は蓮生に感謝し、恨みのイバラで絡み取られていた心を解き放ちます。それができたのは、首を討ち取りながらもその成仏を願った蓮生のエネルギーだったとも考えられます。