鴫立沢

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しぎたつさわ


画題

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解説

東洋画題綜覧

相模国中郡大磯と小磯との間にある小さい渓をなす処で、『山家集』には『秋物へまかりて』と題して

心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕ぐれ

の一首を載せてゐる、併し西行物語に拠れば、『相模国大庭と云所、砥上が原を過る、其夕暮方、沢辺の鴫の飛立音しければ』とあるの飛び立つを見送る西行の姿は、これまで屡々画かるゝ処である。

天畠芳登筆  『鴫立つ沢』  第十回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


さいぎょう西行」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)