豊玉姫

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とよたまひめ


画題

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解説

東洋画題綜覧

海津見神の女、彦火火出見尊、海津の宮に到る、豊玉姫これを見て父の神に告げる、そこで尊を招じ豊玉姫と婚せしむ、尊、秋津洲に帰るの後、姫来つて曰ふ、妾已に孕む、産期近かむとするので海岸に産舎を設けて入り、告げて曰ふ、来つて覗ふ勿れと、尊、怪しみ覗ふ、姫慙ぢて去り、妹玉依姫をして代つて育ましむ、子は即ち鸕鷀草茅不合葺尊である、歌を贈つて曰く

赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装ひし貴くありけり  (古事記)

と、伊勢多気郡宇田に奉祀し、天灘田水大刀自神社といふ。

これを画けるもの、落合朗風筆(大正十年日本美術院試作展出品)がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)