梅枝

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むめがえ


画題

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解説

画題辞典

梅枝は源氏物語の一巻なり、正月晦日源氏六條院にて薫物合せし給ふことを叙す、明石の上の腹の姫の東宮の后に立給ふ頃のことなり、人々思ひ/\にたきもの合せ、かたかたより配りあり、其時朝顔の齋院の方より散り過ぎたる梅の枝に文結ひ付け、紺瑠璃の壺にたきもの入れ五葉の枝に付け、又☆き壺にもたきもの入れ、梅を折結び付け、花の香はちりにし枝にとまられどうつらん袖にあさくしまめやとありしとなり、扨又源氏の方へ宮よりたきもの送り物とし玉ふ。花の香をえなく袖にうつしてもことあやまりといひやとがめん

(『画題辞典』斎藤隆三)