東照宮縁起

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とうしょうぐうえんぎ


画題

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解説

東洋画題綜覧

徳川家康の閲歴を描いた絵巻物で数種あり、詞書は天海僧正の撰むところであるといふ、就中有名なのは家光の命に依つて、狩野探幽の筆に成る五巻本で、日光東照官の所蔵である、第一巻は御立願、御霊夢、御誕生、因地、小牧陣、二巻は関ケ原、御参内、駿河花見、大阪陣、相国宣下、三巻は御他界、久能、日光道行、御勧請、小菅橋、勝道、玄弉、四巻は鶴、祭礼、御法事、朝鮮人、奥院、六巻は中禅寺、華厳滝、跋である。なほ此の外の縁起左の通りである。

住吉広通筆  『東照宮縁起』五巻  東照宮蔵

同      『同』        川越喜多院蔵

同      『同』        紀州徳川家襲蔵

住吉広行筆  『同』    五巻  尾州徳川家襲蔵

狩野探幽筆  『同』    五巻  日光東照宮蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)