四季山水

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しきさんすい


画題

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解説

画題辞典

春山は淡治咲ふが如く、夏山は蒼翠滴るが如く、秋山は明浄粧ふが如く、冬山に惨淡睡るが如くなどあり、又は春色駘蕩秋色清朗などあり、春夏秋冬、季に拠りて之を画き四季対を為さしむるもの四季山水となす。遠く宋代の諸家より此山水あり、我国にても東山の諸大家以来最近に至るまで作例枚挙に暇あらず古くは

雪舟筆四季山水四幅(黒田侯爵所蔵)など四季完備して今に伝わる逸品なるべく、近くは御物、橋本雅邦筆四季山水四幅など此頃の優品とすべきなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

四季の山水を一双又は半双の屏風に画いたもの、或は四季それ/゙\一幅とし、四幅対としたものもある。その有名なものに左の諸点がある。

雪舟筆              黒田侯爵家蔵

徐霖筆              原六郎氏蔵

周文筆    六曲屏風(重美)  岩崎男爵家蔵

竜杏筆    六曲屏風(同)  同

狩野興以筆  同   (同)    諸戸清六氏蔵

与謝蕪村筆      (重美)  渡辺善十郎氏蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


さんすいが「山水画」を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)