四天王

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してんのう


画題

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解説

画題辞典

四王天にをり仏法を護る四王なり。東方持国天王(提頭頼陀天王)、南方増長天王(毗留勒叉天王)、西方廣目天王(毗留博叉天王)、北方多門天王(毘沙門天王)三十三天王なる帝釈天王の外臣にて麾下には八将軍あり、合して三十二将軍を派し四天下を巡り出家を守護すという、故に護世の諸天ともいはる、彫像とし又画像とし多く伝わる、委しくは各条を見よ。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

四天、又は四天王といふ、持国、増長、広目、多聞で、身長半由旬、寿五百歳、娑婆世界を距ること四万由旬である須弥山の中腹にある四王天の主であり、此の四天の下に各八将あつて、四天下を守護する、即ち持国天は東方、増長天は南方、広目天は西方、多聞天は北方である、故に称して護世諸天、或は護世四天王、ともいふ、欲界第一の天王で、三十三天の主である帝釈天の外臣であるといふ。  (仏教辞林)

なほ各項(持国天増長天広目天多聞天)を参照せよ。     

伊東紅雲筆  『護国四天』  第二回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)