伯楽

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はくらく


画題

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解説

画題辞典

支那秦代の人にして、善く馬を鑑定したるものなり。之れより転じて馬の良否を善く鑑るもの又馬の疾を医するものを伯楽といふに至る。伯楽相馬は古来画家の医する所、近代にてほ曾我蕭白画く所(九鬼子爵所蔵)あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

伯楽は、もと天馬を守る星の名であつたが後にはを扱ふ者の職に移り、また善く馬の駿駑を相る人をいふ。  (大言海)

伯楽姓孫、名陽、善馭馬。  (荘子音義)

伯楽天星名、主典天馬、孫陽善馭、故以為名。  (石氏星経)

その『伯楽相馬』は、古来よく画かるゝ処の題材である。

曽我蕭白筆  『伯楽相馬図』  九鬼子爵旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)