二酉図

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じゆうのず


画題

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解説

東洋画題綜覧

大酉山と小酉山の二山に洞窟があつて、これに書籍が蓄へてあつたといふ故事、その為め蔵書の多いことを『二酉の富』『二酉の書』などと謂ひ、時に南画などに画かれる。秦人が世を避けてこゝに隠れて学んだといふのである、出処は『郡国志』に

大酉山在辰漢山下、有洞名大酉洞小酉山在辰州府、又名烏速山在酉漢口山下有石穴、中有書千巻、旧云、秦人避地隠学於此。

と。『名数画譜』に可及の画があり、又、富小路貞直の一詩を載せてゐる。

迢逓清泉掛石厓、参差緑樹聳雲日、白鹿青牛嶺上行、丹禽文鳥林間出。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)