《身売りの累》

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総合

『累物』

歌舞伎、人形浄瑠璃の一系統。承応-寛文期(一六五二-七三)下総国羽生村(現在の茨城県水海道市)で、嫉妬に狂った醜婦の累が鬼怒川で夫与右衛門に殺され、怨念は一族に祟るが、回国中の祐天上人の祈念で解脱するという法蔵寺因縁譚が、法蔵寺の開帳や《死霊解脱物語》の出版で都会に流布した。

出典:下中直人 『歌舞伎事典』 平凡社 1983年11月8日