梅妃

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ばいひ


画題

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解説

画題辞典

梅妃は唐の玄宗宮中の一美人なり。開元の初め選ばれて帝に侍し、大に寵幸を受けしが、後楊貴妃の寵を壇にするに及び、梅妃寵衰へ遷されて上陽宮に居る。常竊に之を憐み、或時外国渡来の珍珠一斛を賜はりしに、梅妃ほ之を受け、詩を作りて思を述べたり。詩に日く

 桂葉雙眉久不描、残粧和涙濕紅絹 長門尽日無梳洗、何必珍珠慰寂蓼

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

唐の玄宗皇帝の寵妃であつたが、後、楊貴妃に寵を奪はれ上陽宮に遷された、帝之を憐み偶々夷使の貢の珍珠を与へると、梅妃は詩を以て答へたといふ、『芥子園画伝』に曰く

梅妃伝、妃姓江氏、年九歳能誦二南語、父曰我雖女子期以為志、父奇之名曰采蘋、開元中選侍明王、大見寵幸、妃善属文、自比謝女琰妝雅服而姿態明秀、筆不可描画、後楊太真擅寵、遷妃于上陽宮、上念之、通夷貢珍珠上以一斛賜妃、妃不受以詩答、謝曰、

桂葉双眉之不描、残粧和涙湿紅綃、

長門尽日無梳洗、何必珍珠慰寂蓼。

上命楽府以新声度之号一斛珠。

これを描いたものに左の作がある。

野田九浦筆  『梅妃楊貴妃』  第八回文展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)