室生寺

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むろうでら


画題

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解説

東洋画題綜覧

室生寺は大和国宇陀郡室生村にある、宀〈べん〉一山といひ新義真言宗豊山派に属し、白鳳九年役小角に依つて開かれ、天武天皇勅願といふ、一時衰微したのを嵯峨天皇の天長元年弘法大師によつて改造せられた、高野山に対して俗に女人高野といふ、堂塔は地勢を利用して僧坊、護摩堂、弥勒堂、金堂、灌頂堂、五重塔など随所に配置せられ、五重塔から更に老杉参差の間を登ること八丁、奥の院の大師堂がある、堂塔の中、五重塔と金堂とは実に天衣の昔の侭といふ、室生川に架せられた朱塗の橋を渡つて寺域に入れば全く幽邃の境、こゝに蔵する国宝仏像の数も少くない、殊に五重塔は俗に弘法一夜造と謂はれ方三間、高さ三丈八尺、その形の美しいことに於て有名である。

矢沢弦月筆  『室生の夕はえ』  第三回帝展出品

大橋虚風筆  『室生みち』    第一回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)