「鯨」の版間の差分

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2021年12月7日 (火) 19:13時点における最新版

くじら


画題

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解説

東洋画題綜覧

古名勇魚、哺乳類の一で、多く海中に棲むが稀に淡水に居り、又は淡水に出入する、水中生活に適応して全体が魚形をなし、頭胴は外見上区別無く、頸の骨は大抵少く共一部分癒着してゐる、又後肢は痕跡的に二三の骨を残すだけで殆ど退化し外から見えず、前肢は撓(一名胸鰭)に変じて体を浮き上らせる働をするので、立羽ともいふ、尾部は左右に拡がつた所の尾鰭即ち尾羽となつて体の前進を司る、但し魚類と異り縦ではない、種類にはながす鯨、白ながす鯨、鰯鯨、小鰯鯨、ざとう鯨、小鯨、せみ鯨、まつこう鯨など多い。

鯨を画いた作

伊藤若冲筆  『鯨象屏風』        川崎男爵家旧蔵

司馬江漢筆  『捕鯨図』 (重要美術)  鷹見久太郎氏蔵

川端竜子筆  『鯨洋』          個人展覧会出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)