香厳撃竹
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こうげんげきちく
画題
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解説
画題辞典
劉州香巌智閑禅師、初め潙山に参して契せず、辞して南陽忠国師の遺跡に抵り憩ふ。一日因に山中に草木を艾除し、瓦礫を以て竹を撃ちて声を作し、俄に失笑する間に、廓然自省す、即ち偈を述て曰く、「一撃忘所知更不假修治 処処無蹤跡声色外威儀」諸方逹道の者尽く上の機となす、禅家に香厳撃竹というは是なり。
狩野元信の所作(東京帝室博物館所蔵)あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)