頭八咫鴉

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やたがらす


画題

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解説

東洋画題綜覧

神武天皇御東征の砌、紀伊より中洲に入らせ給ふに当り、天照大神の命により八咫鴉飛び来つて皇軍の御嚮導を承る。『日本書紀』に曰く

既にして皇師中洲に趣かむと欲す、而かも山の中嶮絶して復た行くべき路無し、乃ち楼遑ひて其の跋渉かむ所を知らず、時に夢みたまはく、天照大神、天皇に訓へまつりて曰く、朕今頭八咫烏を遣す、宜べ以て御導者と為し給へ、果して頭八腿烏有り、空より翔び降る、天皇曰く、此の鳥の来ること、自らに祥夢に叶へり、大哉赫矣。

と建国刱業の一場面として画かれる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)