闘草

提供: ArtWiki
2021年12月7日 (火) 19:13時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

くさあわせ


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

草合せは年中行事の一、毎年五月五日、童ども各々草を持ち寄つて闘はすこと。

草合は和名鈔に、荊楚歳時記を引て云、五月五日有闘百草之戯、闘草、此間云久佐阿波世とみえたり、西土にては五月五日にせし事なるべけれども、皇朝にては、いつといふ事なくわらはべなどのたはむれにせし事なり、おもふにいろ/\の草をあつめて其中におなじ類の草とあはせて、最花のよきかたをかたせしなるべし、それは後拾遺和歌集に人のくさあはせしけるに、朝がほ、かゞみ草などあはせけるに、かゞみ草かちければとあるにてしられたり、やすらひ花の絵巻物に、わらんべどもあつまりて、くさあはせしたる所あり。  (古今要覧稿)

川崎小虎筆『花合せ』(第十回文展出品)は此の遊戯を画いたものである。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)