葛由仙人
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かつゆせんにん
画題
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解説
画題辞典
葛由は羌人なり、周の成王の時、好んで木羊を刻して之を売る。一日羊に騎り蜀に至る、蜀中王侯貴人之を追う、由即ち綏山に上る、綏山は峨眉山西南に在り、最も高くして極なし、之に随うもの復還らず、皆仙道を得たりという。画かるゝ所多し。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
葛由は支那の仙人、『列仙伝』巻一に曰く
葛由者、羌人也、周成王時、好刻木羊、賈之、一日騎羊入蜀蜀中王侯貴人追之上綏山、綏山在峨嵋山西南、最高無極、随之者不復、還皆得仙道、故諺曰、若得綏一眺、雖不得仙亦豪。
その木羊を刻む所が面白いので、道釈人物画中の好画材となつてゐる。
小杉放庵筆 足利小泉氏蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)