石川年足

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いしかわの としたり


画題

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解説

前賢故実

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大紫蘇我臣牟羅志の曾孫。從三位石足の長男。廉直な性格で、政治制度について熟知。はじめ少判事で、地方官を歴任。天平七年従五位下に昇進、出雲守に任ぜられた。年足の数年の努力によって、出雲百姓が安穏に暮らすようになった。聖武天皇は年足をほめて、あしぎぬと稲を下賜した。勝宝五年從三位を授けられ、後に御史太夫正三位まで累進し、文部卿や神祇伯を兼任した。公務の余暇では書物だけが楽しみであった。また、養老律令の施行細則である『別式』二十巻を編纂した。これは政務内容によって諸司別に編集されている。宝字六年薨去、七十五歳。

(『前賢故実』)