求聞持曼荼羅

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ぐもんじまんだら


画題

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解説

東洋画題綜覧

正しくは求聞持法曼荼羅といふ、求聞持法は虚空蔵求聞持法のことで、虚空蔵菩薩を本尊として修する行法である。唐の善無畏三蔵の訳にかゝる『虚空蔵菩薩能満諸願最勝心陀羅尼求聞持法』一巻があつて詳説してある、この法は夙に我が国に伝へられ、弘法大師は入唐以前にこれを修して悉地を得られたといふ、その修法を曼荼羅としたものがこれで、京都観智院にこれを蔵し、その本尊像図は醍醐三宝院にあつて共に国宝である。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)