富士見業平
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ふじみなりひら
画題
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解説
画題辞典
業平東下の図の一として、富士見業李の図も屢々せらるゝ所なり、在原業平東下の際、富士山麓を過ぎしは五月晦日にて、その時雪糸高く降りて白く見られたれば、業平とき知らぬ山はふじのれいづとてかかのこまだらに雪のふるらんと詠みしとなり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
伊勢物語の業平東下りより構想し、馬上の業平が、富士を見返る処を画く。
ふしの山をみればさ月のつこもりに、ゆきいたうふれり
時しらぬ山はふしのねいつとてもかのこまだらに雪のふるらん
その山はこゝにたとへば、ひえのやまをはたちはかりかさねあげたらんほどしてなりはしほじりのやうになん有ける。 (伊勢物語)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)