妻不下機

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さいはたをくだらず


画題

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解説

画題辞典

「妻不下機」と題する明謝時臣の画。

岩崎男爵所蔵にあり、蘇秦が事跡なり、蘇秦の条を見るべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那春秋時代の策士蘇秦の逸事、蘇秦は鬼谷先生を師とし故郷を出て諸国を遊説したが志を得ず窮乏して故郷に帰つた時、その妻は機から下りて来やうともせず、嫂は飯を炊いて之を迎へやうともしなかつたが、盟約成りその長となつて帰るや、周囲俄に態度を変へて厚遇したといふ。

蘇秦者師鬼谷先生、初出遊、困而帰、妻不下機、嫂不為炊、至是為従約長并相六国、行過洛陽車馬輜重、擬於王者、昆弟妻嫂側目不敢視、俯伏侍取食蘇秦笑曰、「何前倨、而後恭也」嫂曰、「見季子位高金多也」、秦喟然歎曰、「此一人之身、富貴則親戚畏懼之、賎則軽易之、況衆人乎。  (十八史略)

その『妻不下機』の題を以て画いたものに明の謝時臣の作がある。

そしん「蘇秦」の項参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)