大明国師

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たいめいこくし


画題

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解説

画題辞典

大明国師、南禅と号す、信濃の人、禅僧なり、初め京都に出で東福寺の聖一国師に謁し、後越後に帰りて華報寺に住す、更に宋に入り会稽に従つて荊葵珪に参し又断橋倫に見ゆ、止まること十六年、帰朝以後東福寺席を処す、亀山上皇の尊信を受け、屡宮に入りて安居し宮怪を止むることあり、正暦四年冬病みて東福の大室に寂す、上皇屡々臨みて慰間す、十二月十二日上皇又臨む、中夜衣を更へて安座す上皇偈を乞ひ、親しく墨を研し毫を批す、明頂接して書して曰く、「来無所従、去無方所、畢竟如何、不離常処」、筆を置いて坐化す、洛東南禅寺開祖となす。

南禅寺にその画像あり、国宝なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)