卓文君

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たくぶんくん


画題

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解説

東洋画題綜覧

支那前漢の美人、蜀郡臨邛の富豪卓王孫の女、寡婦となつて家に在る時、司馬相如と相識つて之と同棲するに至つたが、父之を許さず、これが為め酒舗を開き自ら酒を售つて、夫の為めに尽し、遂に父王孫をして感激せしめたといふ、なほ、相如、茂陵の女を妾となさんとするや、文君白頭吟を作つて之と断つ、相如遂にこれを断念したといふ、その吟に曰く

皚如山上雪、皎若雲間月、聞君有両意、故来相決絶、今日斗酒会、明旦溝水頭、躞蹀御溝上、溝水東西流、凄々復凄々、嫁娶不須啼、願得一心人、白頭不相離、竹竿何嫋々、魚尾何蓰々、男児重意気、何用銭刀為。

渡辺崋山これを画くこと多く、芥子園画伝亦その画像を載す。

ぶんくんばいしゅ「文君売酒」の項参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)