加役

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かやく


総合


歌舞伎

主として男性役ばかりを演ずる役者が、特に女形として出演するというように、自分の役柄以外の役をつとめること。 歌舞伎役者の役柄の分業制度が出来て以降、たとえば立役が女方に扮したり、女方が若衆方に扮したりして、自分の持ち場以外の役に扮するようになった。このうち数種の役柄を演じ得る役者を特に「兼ねる」役者といった。 本来負担すべき仕事を引受けるため、割増しの手当をもらうことになるが、その金を指して「加役」ということもある。また、これは「ヨナイ」とも言う。 分業制度がなくなった後でも、役者は少し余分の役に扮すると、この割増金要求する習慣が明治の末年頃までは存在した。