伯陽煉丹
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はくようれんたん
画題
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解説
画題辞典
仙客伯陽の仙薬を練るの図をいふ。弟子三人犬一頭傍に在るは、即ち伯陽練丹にて他の仙人の練丹と異る所なり。
（『画題辞典』斎藤隆三）
東洋画題綜覧
伯陽、支那の仙人、正しくは魏伯陽といふ常に山に入つて仙薬を練る、弟子三人を従へ丹を犬に試みる図よく画かる、煉丹の図、神仙に多いが、犬を傍に画くのは此の伯陽であり他と構図を異にする。
魏伯陽、呉人、性好道術不楽仕官、乃入山作神丹、時三弟子、知両弟子心不尽誠、丹成試之曰、金丹雖成当先試之犬、犬無患方回服、若犬死不可服也、伯陽入山、時曽携一白犬自随、凡丹敬転未過、和合未至者稍有毒、服之則暫死、伯陽即以丹与犬食之、犬即死、伯陽曰、作丹未成、今犬死、無乃未得神明之意耶、服之恐復如犬、奈何、弟子曰、先生服之否、伯陽曰、吾背違世路委家于此不得仙、吾亦恥帰、死与生同、吾当服之、伯陽服丹、入口即死、一弟子曰、師非凡人也、服丹而死、得無有意乎、亦服之、入口亦死、二弟子乃相謂曰、作丹求長生爾、今服丹即死、不如不服、尚得数千年活、遂不服乃共出山、欲為伯陽及死弟子求繽具、二人去後、伯陽即起将煉成妙丹納死弟子及犬口中、須臾皆活、於是将服丹弟子姓虞者同大仙去、逢入山伐薪人作手書、寄謝二弟子、弟子見書始大懊、伯陽嘗作参同契、五相類凡二巻、其説似解周易其実仮借爻象以寓作丹之旨。 （列仙全伝）
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）