九品浄土

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くほんじょうど


画題

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解説

画題辞典

九種の浄土にて、観無量寿経に、極樂に往生するものゝ勝劣を説いて上品の上中下生、中品の上中下生、下品の上中下生の九品とせり、往生する機類の相に九品の差あるが故なり。

宇治平等院金堂の内部扉絵その他には宅磨為成が九品浄土の絵あり、色紙形は堀川俊房公の書なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

九品の浄土は『観無量寿経』に所謂極楽世界のことで、同じく極楽往生をなすものにも九品の区別があり、これを三つに分けてゐる、即ち上品、中品、下品で、これをまた上生、中生、下生の三品に分つ、宇治平等院の内部扉絵は此の九品浄土を描いたものとして有名である。

くぼんまんだら「九品曼荼羅」の項参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)