丸部明麻呂

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わにべの あきまろ


画題

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解説

前賢故実

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讃岐三野郡の人。外從八位上己西成の子。承和中、十八歳のとき、都に入り官職に就き、功労によって本郡大領に任命されたが、奏上して官職を父に譲った。平生より謹んで子息の道を守り、両親を敬愛し大切にしていた。後に、己西成が老齢のため官職を辞し、明麻呂と別々に居を構えて暮していた。その距離は数里にあるにもかかわらず、明麻呂は朝晩絶えず親の家へ見舞いに行った。国司が明麻呂の孝義について朝廷に上奏したので、明麻呂は三階を叙せられ、亡くなるまで田租を免除された。

(『前賢故実』)